鈴木は今日もコーヒー屋さん気取り?!

2023.04.13

こんにちは!鈴木でございます。いつも使いにくい当店をお心に置いて頂いて光栄に感じております。
先日、水出しコーヒーの作り方をこのブログページで紹介させて頂きましたところ、思いのほか反響を頂戴しまして、とても嬉しく感じております。
コーヒーは、専門の器具が色々とありますし、勿論、良い器具が有ればあったで良いのですが、無くても何とかなるものなので、まずは色々と工夫してお試し頂ければ幸いなのでございます。
器具と言えばですね、コーヒー抽出の基本とも言えるドリップ式の器具で、メリタ、カリタ、ハリオ等々、「色々な方式がありすぎて、どれが良いかわからない…」という方が多くいらっしゃるようです。
更に最近では、コーヒー専門の会社のみならず、色々なところから、本当にびっくりするぐらい色々な抽出方式の器具が販売されておりますので、確かに、迷ってしまうかも知れませんね。ドリップ、プレス、エスプレッソ等々、またサイフォンやネルドリップなんかも最近また人気のようで、なんだか嬉しいです。
でも、あくまで個人的な意見ではありますが(こういう風に言っておかないと最近は怒られるからね・笑)、コーヒー器具は、すべてが一長一短ありますので、自分に合うか合わないか、好みやフィーリングで選んで頂いても宜しいかと思います。
そんな数限りなくある抽出方法の中で、最近は特に人気なのが、大きめな穴が一つの円錐形ドリッパーを使う、ハリオのドリップ式かもしれません。
今日は、私が豆を煎り上げた後、味見するために淹れている時の写真を使って、ハリオのドリップ方式を、簡単にですがご説明させて頂きます。
※今回も、フェイスブックでご覧になられている方は申し訳ありません。写真をタップもしくはクリックして、通常のブログページに飛んでご覧頂ければ幸いです。
まず、ハリオの器具の特徴は、一枚目の写真にありますように、大きな一つ穴が開いているドリッパーを使う事です。
ハリオさん曰く、「昔ながらのネルドリップの味を再現できる」という事のようですが、まぁ、その辺はやはりお好みが合う、合わないで良いかと思います。只、確かに抜けが良く、抽出時間も早いので、日本の軟水にはあっているように感じます。(軟水はコーヒーの味が出やすいのです)
また、挽き加減や分量は、これまた勿論お好みで良いのですが、私が焙煎後に味見をするときは、挽き加減は中荒挽きで、分量は20gくらいに対して、出来上がり量は400cc以上ですので、ちょっと軽めな感じかもしれません。
そして、ドリッパーに粉をセットしましたら、2枚目の写真にありますように、出来るだけポットの注ぎ口をサーバーの近くにまで持って行きます。
大事なのは、お湯を注ぐというよりも、コーヒーの粉の上に乗せるような感覚で、お湯が真下に、少しずつ落ちるように加減して注ぐことです。
お湯の温度も、お好みでよろしいのですが、私は、器具やカップを十分に温めたうえで、抽出するお湯の温度は、82℃~83℃位と、結構低めが好みです。
お湯を少しだけ注いで、まずは蒸らします。
そうしますと、3枚目の写真にありますように、ちょっと膨れて、お山のような感じになります。昔は、おはぎのようとか、ハンバーグのようとか言っていたように思いますが、まぁ、ちょっと膨れた感じになればよろしいかと。
そして、30秒ぐらい蒸らした後、真ん中から少しずつお湯を注いで行きます。
すると、真ん中から泡が出てくる感じになりますので、その泡を崩さないように気を付けながら、やはり真ん中から外に向かって、少しづつ輪を広げてゆく感じで抽出して行きます。
その際、泡の領域を広げては行くのですが、最後まで紙には直接かけないのが大事なポイントです。
今日5枚目の写真がその様子ですが、くるくるキャンディーのように、真ん中から円を描きながらお湯を注ぎますが、ある程度まで広がりましたら、またくるくると中に戻ってくる形で、これを数回繰り返したのち、お好みの分量になりましたら、出来上がりになります。
このとき、分量に関わらず、お湯を注ぎ始めてから抽出し終わるまでの時間が、あまり大きく変わらないことが理想です。
粉の量が少ない時は、出来るだけゆっくりと、そして、逆に多くの分量を抽出するときは、各動作を早くして、あまり時間をかけ過ぎないように仕上げるのが、杯数に関わらず、同じ味わいを表現することができる、いわゆるプロの技になります。
僕自身は、軽めに仕上げて、朝から晩まで、味見、味見、の毎日ですが、濃いめがお好きな方や、ミルク割される方でしたら、じっくりと濃く抽出して楽しんでみてください。
この6枚目、最後の写真は、今日煎りたての『コスタリカ・グディエレスSHB』の豆を使って入れてみたものですが、いやいや、自分でいうのもなんですが、やっぱり美味しくってビックリ!『中米の豆もうまいもんだなぁ…』と、思わずにっこり独り言の鈴木なのでした。(苦笑)
なんにしましても、結局コーヒーに決まりはございませんので、ご自身が美味しく楽しんで頂いていれば、それが一番なのです。
「あれはダメ」、「これはダメ」ではなくて、「もしかしたらこれも良いかも」、「あれも面白いかも…」というスタンスで、ご自身にピッタリ合う器具や抽出方法を探してみて下さいね。
前回が好評だったので、気をよくして、今日も、まるでコーヒー屋さん気取りの鈴木なのでした。(一応コーヒー屋始めて30数年なんすけどね・苦笑2)
またしても長々とお付き合い、ありがとうございました。

≪使いにくい店のお詫びです≫
※ここのところ初めてご利用のお客様も多く感謝しております。ご注文後は、自動の『受信確認メール』が届くはずですが、その確認メールが届いていない場合は、ご登録いただいたメールアドレスが違っていたり、クレジット決済の場合は、決済対応のページとのリンクがうまく行かずに、ご注文が保留になっている場合がございますので、その際は、一度お問い合わせいただければ幸いです。

※また現在、私が焙煎等の作業に集中できるように、メールでの受注確認のお知らせにつきましては、自動受信メールのみにて失礼しております。また、発送の際のお知らせメールにつきましても、私ではなく家族がすべて行っております。その為、寄せて頂いたコメントやご質問等にお応えできていないことも多いと思います。何卒ご容赦下さいませ。(スミマセン)

※更に、ご注文頂戴しましてからお届けまでには、長く日数頂戴しておりまして申し訳ございません。(現在何とか2~3週間前後でお届け出来ている状態です)勿論、できる限り早くお届けできるように頑張らせて頂いておりますが、それでも、一般的なコーヒー豆屋さんのように、数日以内のお届けは難しいでしょうし、私が体調を崩したりすれば、更にご迷惑をおかけしてしまう、本当に妙な、そして使いにくい店です。その旨、ご了承の上お使い頂ければ幸いでございます。

※母の日ギフトやお誕生日プレゼントでのご利用も多くありがとうございます。出来る限り頑張らせて頂きますので、ご都合ございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

※皆様のお気持ちに感謝の気持ちでいっぱいでおります。
いつも本当にありがとうございます!
I wish for world peace.