魂の珈琲
2002.03.28
=「気まぐれ日記02年3月28日・焙煎職人“的”生き方のススメ」より=
「魂を食らうって感じですかね・・・」意地悪く、そう答えることがある
「あなたにとって、珈琲を飲むと言うことは?」の問いに対してである。
聞いた人は、鳩が豆鉄砲食らったような?(古いね)困った顔をするが
構わず私は、「良く、料理とは、その料理人の魂を食らうもの・・・と
言うじゃないですか。珈琲も、何も変わらないんですよ・・・」と続ける。
すると、相手は納得したような、しないような、不思議な顔で「あぁ・・・」と、うなずいてくれる。
そんなに重たい答えを期待して無いのだろうけれど、最近、何だか思いが募ってしまう・・・。
珈琲を通して、何かしらでも“この世”に貢献できないか?自分自身に問いかけてきた、一つの
答えが、「魂を食らう珈琲創り」なのかも知れない。私の生き方は、きっと不器用なのだろうけど
自分で思うよりは、もしかしたら“正直”なのかも知れない・・・。ちょっと、都合が良い解釈だが
「魂が熱くなる」そんな生き方が、焙煎職人“的”、生き方なのだと、私は気がつき始めている。
(さてさて、自分の魂は、どんな味がするのでしょうか・・・お飲みになります?)
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