鳴らない電話?!
2002.01.01
=明けまして、おめでとうございます!本年も、どうぞよろしくお願いいたします=
・・・と、ご挨拶が済んだところで、やっぱり去年のお詫びから始めなくてはいけないでしょう。
きっと、皆さん怒っているでしょうね。まだ、今年は店に行っていないので、メールも開いては
いませんし、留守番電話も聞いてはいないのですが、コーヒーを手に出来なかった方からの
“恨み節”も入っていそうで、ちょっと聞くのが怖い?です。でも、本当にごめんなさい・・・。
年末のご注文の多さには、正直言ってビックリしました。何日か前には、すでに年内の焙煎量を
超えてしまっていて、それでも、なんとか頑張ってご用意させて頂いていたのですが、最後には
用意に追われて、どうしても電話の対応が出来ないため、まず最初は留守番電話にしたのですが
そうすると、留守録に受注がひっきりなしに入っています。止むを得ず、とうとう最後は、受話器を
上げたままにしなければ、ならなくなりました。いわゆる「鳴らない電話」です。(信じられません)
とっても心苦しかったんですが、それで精一杯でした。ありがたいやら、申し訳ないやら・・・。
勿論年末だけでしょうけれど、こんなに皆様からご注文いただけるお店になれるなんて、少し前
までは、想像も出来なかったことです。逆に「鳴らない電話」と言えば、私には、思い出される事が
実は有るんです。あれは今から10年ぐらい前でしょうか、喫茶店を営業しながら、豆の販売を
強化しなければいけない・・・と考えていた頃でして、今と違って自分のために「豆を売るぞ!」と
思っていました。確か「通販をすれば良いんじゃないか・・・」と考えて、綺麗なチラシを沢山作って
何万枚も新聞に折り込みをしたんです。専用の箱も作り、フリーダイヤルもその為に契約をして
準備万端で、チラシを入れた日、朝から電話がたくさんあるだろうと思い、店の電話の前に腰掛け
じっと電話を見つめていたのですが、全然電話が鳴らなくって、愕然とした事が思い出されます。
あの時と同じ「鳴らない電話」。でも、今日はご注文が多すぎて「鳴ることの許されない電話」です。
忙しく作業に追われながら、少し気になって振り返ったとき、受話器の上げてある電話を見た私は
あのときの事が思い出されて、勿論、申し訳ない気持ちもあるのですが、今、「鳴らない電話」を
こうして見つめていることの出来る日が来ることを、あの日には想像出来なかったことを思い出し
何だか、ちょっぴり涙がこぼれて来てしまいました。ご利用頂けた方も、そうでない方も、本当に
ありがとうございました。今年は、お詫びの意味も込めて、更に一生懸命頑張ります!!
(さてさて、皆さんに何て言い訳しようかしら・・・。でも、もう“バレバレ”ですね)
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