珈琲の世界にいるのは、“軟弱さ”がきっかけ?!
2002.11.27
=「ベストセレクト」ご予約を一杯ありがとうございます。慌てなくても、大丈夫ですよ!=
ベスト盤の珈琲セット「ベストセレクト」に、たくさんのご予約を頂戴しまして、ありがとうございます。
年末ギリギリ迄、提供できるようにと考えた品ですから、急がなくても大丈夫?だと思いますよ。
本当に、気が付いてみたら、もうすぐ12月ですから、皆さんも慌ただしくなりますね。
この時期になると思い出すのは、やはり、学生時代に色々とアルバイトしていた頃の事です。
いわゆる、珈琲の世界にはいるまでは、色々なアルバイトをしていました。高校生になった頃から
暇が有れば、アルバイトの毎日でしたが、思い出せば、色々やらせていただきましたねぇ。
新幹線の座席に着いている「枕カバー」を取り替えるバイトは、ホームの真下に詰め所があって
天井も低くて、ちゃんと立ち上がれないほどでした。新幹線が入ってくると、その車輪の横を走り
発車するまでの僅かな時間で、古いカバーを取り去り、新しいカバーに替えますが、これが早い!
慣れるまでは大変ですが、慣れてくると、目にも止まらぬ?早さです。良く、次の乗車を待つ間の
子供達が、興味深げにその作業を見つめていました。時には、“拍手”を頂くこともある程でして
今も、そう言う作業が行われているのかは分かりませんが、新幹線に乗る予定のある方は、是非
そのような、作業にも注目してみてくださいね。でも、やっぱりこの季節に思い出すのは、これっ!
きついアルバイトの定番?「新聞配達」です。高校を卒業してから、次の大学に入るまでの間に
お金を稼がなくてはいけなかったので、他のバイトと兼用できる?利点があると、始めました。
昼間は、工場や、ビル掃除のバイトなどをこなし、それは、それで結構きつかったと思いましたが
やっぱり、冬の新聞配達は厳しいですね。私は、僅か1年程度のアルバイトでしたが、いやぁ~
「きついなぁ・・・」という言葉しか出てきません。毎朝3時に起きて、原付バイクで、300軒ぐらい
配っていたと思うのですが、この時期は、手がかじかんで、良く動かなくなってくるし、まだ真っ暗で
怖い場所もあったし、犬には追いかけられるし(当時、田舎的には、結構放し飼いの犬も居た)
雨で滑って、田んぼに落っこちたこともあるし(新聞も田んぼにばらまいてしまい、回収が大変)
今となっては、楽しい?思いで話ですが、勿論今の時代も、それをお仕事にされている方は一杯
いらっしゃいますから、この時期は、本当に大変だと思います。新聞配達の方、頑張って下さい!
その後、僕は喫茶店でのアルバイトも始めて、そのあまりの待遇の良さ?に、ビックリしました。
だって、雨風しのげて、寒い時期も“ぬくぬく”だし、暑い時期も“爽やか”・・・冷暖房があるから
当たり前かも知れないけれど、今までに比べれば、天国?のように感じましたよ。それにね、
工場みたいに、重い物も持たないし、(精々珈琲カップをトレンチ一杯に持つぐらいですから)
も~う、桁違いに楽で、いっぺんやってしまったのが最後?もう、離れられなくなってしまいました。
それからは、都内の喫茶店や、パブでのアルバイトをかなりたくさんこなしましたが、今僕がこの
珈琲の世界にいるのは、冬の新聞配達の厳しさを経験したことがあるから・・・かも知れません。
そう思うと、“きっかけ”は、ひょんな事ですね。有る意味、軟弱で良かったかも。(ははっ)
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右の写真は、横内さん著作「心の扉をひらく」ですが、私との話も載っています。
いわゆる“自己啓発”の、真面目な本ですが、とても読みやすく、楽しい本です。
只今、当店でも、好評販売中ですから、興味のある方は是非、ご覧下さい!
一冊950円(税別)です。“軟弱さ”がきっかけで、この道に入った?とは
決して思えない、素敵な人として、取り上げて下さっています。(当たり前だ!)
でも、その辺も、分かった上でお読みいただくと、又感慨深い?かも知れませんよ。(そうかなぁ)
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