“淹れ方は自由”とか言いつつ、口うるさいそこのオヤジは誰?
2013.02.06
今回は、わりと間を開けずにこのブログを書いている偉い鈴木です。(苦笑) 写真は、サイホンだったり、ネルドリップだったり、エスプレッソ抽出だったりしますが、どの淹れ方も、勿論、特徴がありますし、一長一短もあります。でも、なんだかんだ言って、どの抽出方法でも、必ずコーヒーの良さをどこかしらは引き出してくれるので、どのような淹れ方だったとしても、それが自分自身の好みに合う方法であれば良い・・・と、僕自身は思っています。
只、逆にコーヒーを提供させて頂く店の側からしますと、お客様がどんな淹れ方をされたとしても、美味しく楽しんで頂けるコーヒーをお渡しする必要があるのです。僕は、それを本当の“プロコーヒー”と呼んでいます。当店でお求め頂きましたお客様の皆様、私の焙煎したコーヒー達は楽しんで頂けているでしょうか?・・・、皆様憩いの一時に、少しはお役に立てているでしょうか?・・・、販売した後のことを気にする人は少ないと聞きますが、僕から言わせれば、「後の方が大事だろう!」と声を大にして言いたいのです。
妙なことを言って申し訳ないのですが、例えば死ぬ程辛い気持ちでいらっしゃる方が、「でも、明日の朝、このコーヒーが飲みたいから、もう一日だけ頑張って生きてみよう!」そう思って頂けるコーヒーを創ることが私の夢であり希望です。そして勿論、そのコーヒーを飲んだ時、「あぁ・・・やっぱり美味しい、生きていて良かった・・・」そう感じて頂きたいのです。たかがコーヒーにそんなに大きな力はありませんが、創る側がどんなに力を込めたり、想いを込めたりしてもある意味自由でしょう?・・・なので、私は今までも、そしてこれからも、その想いを持ってコーヒーを創らせて頂きます。お客様達は、是非、自由に楽しんでやって下さいませ。「あっ、こらこらそこの君、その淹れ方じゃあコーヒーの味が生きないよ!」(淹れ方自由って言ったんじゃなかったっけ?・笑)