勇気ある開拓者?に、Thank You!&番外編
2002.02.13
=最近、始めてのお客様が多く、正直言ってビックリ!そして、嬉しく感じています=
←これは、当店の入り口なんですが、はっきり言って何屋?
という感じではないでしょうか。店でなければ、倉庫位にしか
見えないんじゃないでしょうか?(私には、そうにしか見えません)
ところが最近の人は凄い!こんなところに、入れるんですから。
店の人間がこんな事言ってはいけないのかも知れませんが、家の店は、知らない人から見たら
絶対に怪しいと思う。珈琲豆屋だと言うことは、何となくわかっても、店頭に豆は並んでいないし
入り口には、後ろから目隠しの麻袋が掛かっているし(実際は日よけのため)、[ OPEN ] とは
なっていても、やれ30分待ちとか、1時間待ちとか、偉そうに?書いてあるし・・・「何じゃこりゃ!」
という感じではないでしょうか。そう思うのが普通だと思います。只、店頭に豆が並んでいないのは
品質を重視する為。営業時間が短いのは、焙煎に集中して、より良い豆を提供する為なんです。
当店では、開店している時間と同じか、それ以上、焙煎や、準備に時間が掛かっています。
決してサボっているわけではないんですよ?!(ここで、声を大にしておかなければ・・・)
待ち時間が長いのは、手創り、手渡しに、有る意味「こだわり」過ぎているからかも知れません。
自分自身が「納得」している物しか、販売したくはないのです。これは、少し改善の必要がある
のかも知れませんね。(でも、ご予約がこんなに多い珈琲豆屋も、何だかちょっと素敵でしょ!)
「始めて入って来て下さったお客様、あなたは、勇気ある開拓者です。Thank you!」
お味はいかがでしたか?香りは心に届きましたか?熱い思いは、琥珀の中に見えましたか?
実は、当店は、批判・中傷的なご意見は聞く気がありません。出来たら誉めてやって下さい。(笑)
ただ、お好みに合わなかったときは、開封後であっても、返品が出来ます。400グラムまで
そして、一度だけ、と決めていますが、返金させていただきます。勿論、今まで一度もそんなことは
ありませんでしたが、珈琲は、あくまで嗜好品です。皆さんお好みが一緒ではないですし、そこが
又面白いところです。思っていた味と、お好みが違ったときは、開封後でも遠慮なくどうぞ。
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<2月13日番外編>「私は裸の王様、それともボクサー?!」(開拓者達への決意表明)
※ここで一つ宣言しておくことがあります。お好みが違うことは良しとします。只、その珈琲が
もし自分自身で、納得できない物であったとしたら・・・私は、珈琲の世界から引退します。(えっ)
でも、これは本当です。勿論、まだ引退なんてしたくないですから、そんな珈琲は販売しません。
又、私は自分の創る珈琲に自信がある。「私の創る珈琲は旨いと思う!」どれくらい旨いか・・・
日本で一番?いや、鈴木の事だから、世界で一番とのたまう?・・・そんな細かな事は言わない。
「私は、自分の創る珈琲が、“この世”で一番旨いと思う!」(あの世の事までは分かりませんが)
ここで怒り沸騰の同業者も多いでしょう・・・。ご心配なく、私は、自分より上も作りませんが、下も
作ることはありません。いつも、上を作るから、下も作るのではないか?差別するのではないか?
と、口にしている人間です。私以外にも、旨い珈琲は、多々存在します。それは、勿論認めます。
(上や下ではなく、高いレベルの物でありさえすれば、後は、全て個性の違いだと思っています)
只、プロである以上、勝負するときは、鼻息が荒くて良いと思っていますし、それが礼儀でしょう。
舞台に出るとき、リングに上がるとき、彼等は、「自分がこの世で最高!」と思っているはずですし
お客様も、それを求めて集まっているのではないでしょうか?プロはそれで当たり前でしょう。
旨いか不味いか、プロとして、その答えを出すのは、自分ではなく、いつもお客様であるはず。
自分自身では、自分が信じられるまで、努力を積み重ねるだけ・・・、そうしているつもりですが
「珈琲は、素敵なエンターテイメント」と言う持論がある私は、いつも、開店前泣き出しそうです。
怖いのです。今日は、最高の演技が出来るだろうか?お客様は一杯入ってくれるだろうか?拍手
をたくさん頂けるだろうか?・・・開店前、大きく深呼吸をしながら、いつもの葛藤をしています。
まだまだ、努力が足らないのかも知れませんね。もうちょっと(いえいえ、もっと一杯)頑張ります!
こんな変な店です。まだ入ったことのない貴方、勇気を出して試してみます?(怖いですよ~)
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