人の気持ちを動かすのはやはり気持ちだと思うのです!?

2015.06.24

K&S-hyoushiこんにちは!鈴木です。いつも使いにくい当店を、お心に置いて頂いて本当にありがとうございます。感謝の思いを珈琲の味わいに込めて、皆様のもとにお届けできるように、これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
さて、写真は、かなり昔の業界紙なのですが、(タイトルが『喫茶&スナック』ですもんね)移転してすぐ、当店が初めて取り上げられた時の物なのです。鈴木の店は、平成元年にオープンしてからすぐ、自家焙煎豆の販売も始めたのですが、いくら頑張っても、何をやっても全然売れず(今思えばそれも当たり前なのですが…)苦汁をなめ続けていて、常連の方はご存知のように、生きるか死ぬかの寸前までいきました。そして、これが最後の最後…と、全て後ろの橋は断ち、コーヒー豆の販売に全てを懸けていた時に、何の間違いか?、まだ大して人気はなかったと思うのですが、コーヒー豆販売の”繁盛店”として、この雑誌で取り上げて下さったのです。その時は本当に嬉しかったなぁ…、お金がなくて本なんて買うことはなかったのですが、発売と同時に無理して何冊か購入して、更には、自分たちが載っているところの記事をコピーして、お客様に配ったことを覚えています。その後、まるで魔法のようにコーヒー豆は売れるようになり、新聞、ラジオ、はたまたテレビ等でも取り上げられるようになり、雑誌の取材なんていったい何十回受けたことでしょう?…、最近では、大変申し訳ないのですが、忙しすぎる時期などは、お断りしてしまう事さえもあるほどなのです。(まぁ、なんて生意気なんでしょうねぇ・笑)
でも、そんな生意気になった鈴木が、つい先日、正直忙しすぎて身体がしんどい時期にもかかわらず、異業種の方からの取材をお受けしました。なんか工業系の会社向けカタログにブレンダーとしての仕事繋がりで…という事でしたが、実際は何がなんだかよくわかりません。何だかよくわからなかったにも関わらずお受けしたのは、担当されていた方が信用できる方だったからです。女性の方で、しかもかなりお若い、多分うちの娘と変わらないぐらいだと思うのですが、ただ仕事が出来る…という感じだけでなく、気遣いや真摯な姿勢がヒシヒシと伝わって来て、これは、損得抜きで”お役に立たなくては…”、と強く感じられたからなのです。ご連絡いただき、その後前もって一度ご挨拶に…とわざわざお立ち寄り頂いて、その際『ブレンドといえば珈琲と思いまして、いろいろ探していたのですが、最終的に鈴木さんにたどり着きました。更に、鈴木さんのブレンドに込める思いや情熱が伝わって来て、どうしても鈴木さんにお願いしたくなったんです。特に”もう一日生きたくなる珈琲”には感動しました。是非、お願いします!』とのことでした。そこまで言われたらお引き受けしないわけにはいきません。そうこうして迎えた取材当日は、カメラマンとインタビュアーの方も含めて4人の方がお越しになりましたので、前に比べればいくらか広くはなった店内ですが、それでもちょっと手狭になりましたし、出来る限り暇なときを見計らって来ては頂いたのですが、それでも夕方お客様とかち合った際は、ちょっとバタバタしてしまい、その時いらっしゃった方にはご迷惑をお掛けしました。(すみませんでした)でも、皆さん『えっ、取材?テレビ?えっ何々?』…と、結構興味津々の方も多くて、なんだかそれも楽しかったです。その内カタログが出来ましたら、皆さんにも見て頂けるように一部頂戴して店に置いておきますので、良かったらご覧になられてくださいね。(工業系の物ですが・笑Ⅱ)そんなこんなで鈴木の梅雨時はバタバタと過ぎて行くようです。皆様もどうぞお元気でお過ごしくださいませ。(ご覧いただきありがとうございました)