一番遠い世界を、身近に感じるのって素敵です?!
2006.06.29
=暑い中、こんなに使いにくい店をご利用頂きまして、本当にありがたく感じております!=
←いつもお世話になっている“滝田栄さん”主演映画「不撓不屈」
遂に全国公開となりました!いわゆる、娯楽映画とは違いますが
嘘やデタラメばかりが横行する昨今ですから、たまにはガツンと
こういった筋の通った、真摯な映画を見るのも良いと思いますよ。
昭和38年に実際に起こった“飯塚事件”を題材とした、高杉良氏
原作による、最後まで、“不撓不屈”の精神を貫き通した一人の男
の物語ですが、熱い男の役は、まさに滝田さんにピッタリですね。
で、この滝田さんには、いつもお世話になってばかりいるのですが
今回、更に?お世話になってしまいました。それは、確か一週間位前の事なのですが、私が何気なく
コーヒー関係の業者さんに電話をしようと思い、ダイヤルして、あくびしながら?ボーっと繋がるのを
待っていたら、いつになっても電話の呼び出し音がしないのです。「あれっ」と思ったら、その瞬間に
いきなり受話器の向こうから、「鈴木君?」と声がするではありませんか・・・。しかも滝田さんです。
何と、お互いが同時に電話をしてしまったようで、本当にビックリです。でも、私は業者への電話で
ダレきっていたので、その後、声を作るのに苦労したのですが(笑)、今日は、いつもと違い、何だか
滝田さんも興奮気味で・・・「鈴木君。今日は、あなたに紹介したい人がいるんだ」と言うことです。
「役者さんかしら・・・?」と思ったら、何と昭和天皇の内親王、45年ほど前に、島津家に嫁がれて
紀宮さんの結婚の際にも、よくメディアで取り上げられていた、あの「島津貴子さん」だと言うことです。
「そんな凄い方に、私の珈琲で良いのですか?」そうお聞きすると、「うん、良いの、良いの。それに
是非、あなたのお店にも行ってみたいって仰っているから、お見えになったら、一緒に記念撮影して
貰って、お店に飾っときなさいよ。ガハハ・・・」と言うこと。いやはや、これは大変です。すぐに今現在
一押しの珈琲を用意して送らせて頂いたのですが、も~う、ドキドキしました。私と、そう言う世界とは
きっと、一番遠いものと考えておりましたから、本当にありがたい限りです。私は凄い幸せ者ですね。
最近では、平日でも御予約頂かないと、お買い求め頂くのが難しい、面倒な店になってしまいましたし
発送のご注文も、以前より増え続けているため、お時間かなり頂戴して、お受けしている状況です。
何もかも、「本当に美味しいものを、創り手から、直接お客様へ・・・」と言う思いだけなのですが
有る意味、ご理解頂くのが難しいこととも覚悟しております。「本当に良いものだけをお渡ししたい」
これは、私のわがままなのかも知れません。でも、あまりにデタラメが多すぎる現在です。創り手が
きちんと最後まで責任を持つ。そんな物があっても良いのでは?・・・なんて考えてしまいます。
「瞳をそらさずに手渡し」この主義は曲げられそうにありません。でも、あんまり凄い方は、この店に
来ていただくのは、ちょっと辛いかも知れませんね。万が一、そう言う関係の方たちがここを訪れて
下さったりした際、このボロボロ店舗で、はたして「瞳をそらさず」いられるかどうか?・・・と言うことが
ちょっぴり自信のない、弱気な鈴木なのでした・・・。 (“不撓不屈”の精神力を身につけねば・笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・