やっぱり鈴木には、“口うるさい役”が、はまり役?!

2002.12.05

=もう、年末のご予約をたくさん頂き恐縮です。凄く嬉しい(ちょっときつい?)です!!=

11月25日と27日、東京、大阪で、今年最後の船井総研主催のセミナーが行われました。

お集まり頂いた、珈琲業界の皆様方、ありがとうございました!心から、御礼申し上げます。

今回、私は参加することは出来ませんでしたが、彼等、船井珈琲チームの話はいかがでしたか?

きっと、皆さん納得していただけたのではないでしょうか?「聞いてもいないのに、無責任な・・・」と

思われるかも知れませんが、彼等の頑張りを知っている私には、見えてくる物があるのです。

なかなか面と向かっては言えないので、この場を借りて伝えたいと思います。

「よく頑張ったね。そして、成功おめでとう!君たちは、勝者です。心から喜んで良いのです。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

彼等と出会ったのは、もう何年も前、そう、やはりひょんなきっかけでした。「独り言」ページにも

書いてありますが、チームリーダーでもある、岡村君から、「自分の見ているお店の方と一緒に

そちらに、話を聞かせてもらいに行っても良いですか?」という、電話を貰ったのが始まりでした。

その後、頼まれて、ゲスト講師を何回か務めさせて貰ったのですが、その時に感じたのは、「結構

彼等の言っていることは、ためになるんじゃないか!?」・・・と言うことでした。

付き合っておいて(講師まで務めておいて・・・)失礼じゃないか?と、思われるかも知れませんが

僕は、コンサルタント的な商売が“大っ嫌い”でした。それは、汗水たらして働いている人間と違い

イメージ的には、何だか“楽して儲ける”典型的な商売のように感じていたからです。(ご免ね)

でも、付き合いを深めるほどに、彼等の言っている正論的なところや、この世界を外から眺めた

統計学の大事さに気が付いてきて、僕は講師ですから、彼等にお金は払いませんし、いくらかの

謝礼を貰って、参加する立場なのですが、参加するたび、自分の話していないときには、必死に

彼等の話に、耳を傾けていました。結構それが勉強になるんです。自分の店でも随分生かせたと

思います。ただ、私は性格的に、真剣になればなる程、本音しか言わなくなりますし、結構きつい

ことも、平気で話してしまいます。彼等(船井総研)の事も、その場で平気で叱ったりもしましたし

勿論、それは真剣であるからこそなんですが、それでは、天下の船井総研の立場もありますし

丁度2年ぐらい前だったと思いますが、自分自身が、もっと味の追求もしなければいけないように

強く感じていたと言うこともあり、今回を最後に、講師としては引退?すると言う事にしました。

おかげさまで、最後のセミナーは大盛況。70名以上の集客が出来ました。「ここまで来たら、次は

100人目指して頑張ってね。」私はそう言って、彼等と距離を置くようになりましたが、その後は

勿論、大盛況のセミナーが続いている物と思っておりました。ところが、昨年だったでしょうか?

セミナーに参加した、知り合いの珈琲屋さんのオーナーから、良からぬ事を耳にしました。

何と、セミナーに僅か数人しか人が集まっていない・・・と言う事でした。「えっ、そんな馬鹿な!」

絶句した私でしたが、真意を確かめるべく彼等に連絡を取ったところ、最近開くどのセミナーにも

残念ながら、人が集まっていないと言うことでした。しばらく様子を見ていましたが、なかなか良く

なっては来ないようでした。しかも、今年の夏に開くセミナーでも、もし集客ができないようならば

珈琲チームの看板を下ろさなければいけない・・・と言う事。これは、何とかしなければ・・・。

ところが、これが問題です。彼等は、痩せても、枯れても、コンサルタント、プライドがあります。

コンサルタントのプライドを立てつつ、集客できるようなアドバイスをする。これが、結構難しい。

メールや電話を使って、真意を聞きながら、少しずつ気持ちをほぐして行きました。何と言っても

彼等の言っていることは、本当に為になる。それは、“コンサルタント嫌い”の僕自身が感心する

のだから、間違いない。ただ、集客できていないことで、自信を失い掛けている。では、その自信

を取り戻すには、一体どうしたらよいのだろう?難しそうな問題ですが、実は、これは簡単な事。

いつも、僕は言うのですが、出来る事をやり尽くせば、嫌でも、自信は沸いてくる。やり尽くしたら

それ以上は出来ないのだから、もう、どうなっても構わないはずで、結果も気にならないぐらいに

あたふたと、出来る事をやり尽くせばよいだけだ。彼は言った。「カッコ悪くって、鈴木さんには

怒られるかも知れません・・・」それに対して、僕はこう答えました。「カッコ悪くて良い。這いつく

ばったって構わない!“溺れる者は、藁にもすがる”と言うけれど、藁にすがっても良いんだよ。

藁にすがるって事は、まだ、生きる気があるって言うこと。藁にすがり続けるうちに、大木に出会う

事が、出来るかも知れないのだから・・・。」そして、“運命”のセミナーを迎えました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

彼等は、やれることを、やり尽くしたようです。夏は60名近く、今回も、両会場で50名近くの集客

が出来ました。ちょっと前まで、一桁の集客で、泣きそうな顔?をしていた事が嘘のようです。

成功は素晴らしい。だが、成功するまでの努力は、もっと素晴らしい!感謝の気持ちを忘れずに

この先も、もっと頑張って貰いたい。おめでとう、おめでとう、そして、ありがとう!!

今後は、影で応援しつつ、たまに、口うるさい役を買って出て、ハッパをかけるようにします。

ご参加いただいた方の中で、彼等に聞きたいこと、言っておきたいこと等有れば、遠慮なく私に

おっしゃって下さい。“口うるさい役”ならお任せあれ、何たって、私のはまり役?ですから・・・。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・