やっぱり鈴木は、どうしようもない奴だった?!
2002.10.10
=大好評頂いている、「君に飲ませたいコーヒーシリーズ・3部作」堂々完成!!=
う~ん、ありがたいですね!「君に飲ませたいコーヒーシリーズ」予想を超える大好評を頂いて
感謝、感謝の毎日です。「香り」、「甘味」、そして「苦味」という、コーヒーの美味しさを表現する
大きな要因をテーマにして、相手に喜んでもらうことが、コーヒーと付き合う上での一番の喜びだと
気づいたので、その気持ちを、正直に言葉にしたのが、始まりでした。
「君に飲ませたい」は、ちょっと勇気が必要だったんだけど、こんなに好評いただけるとは・・・。
焙煎職人:鈴木正美、生まれてから42回目?を迎える秋に、感謝の念で一杯です。
有る意味、こんなに真面目で、今現在の生活は、ストイックな程なんですが、秋になると思い出す
情けない事件?が、私には、実はたくさん有りまして、今日は、私の忘れっぽさの言い訳も含めて
ちょこっとだけ白状します。(人格を疑われるから、今まで話すのをやめていたのですが・・・)
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秋になると思い出すのは、実は、若い頃、まだ夜の世界で“バリバリ”遊んでいた頃の話です。
若い方は、今も「飲み会」とか、「合コン」とか、色々あると思うのですが、今では、お酒を飲みに
出ることなど考えられない生活の私ですが、若い頃、特に秋になると、毎日のように「飲み会」に
呼ばれていました。なぜ秋に?そして、“呼ばれて”と、思われるかも知れませんが、若い男女が
出会うのは、夏が多いのかも知れませんが、その後も続けば、秋に良く飲み会が開かれました。
また、「飲み会」に私が“呼ばれる”のは、ありがたいのか、ありがたくないのか、分かりませんが
当時は、昼は喫茶店。夜はパブ。そして、一応大学に籍もある私は、色んな分野?の人達との
付き合いがあり、夜の世界は勿論ですが、昼の世界の人達にも、私がパブで、女の子の扱いに
慣れている?と言うイメージがあるらしく、「ねぇ、今度飲み会有るんだけど、鈴木君も来てよ」と
良く誘われていました。多いときは、週に5~6回ぐらいは有ったんじゃないでしょうか?
ダブルブッキング?もしょっちゅうで、一杯飲んで、次の店に・・・なんて事も、四六時中でした。
そう、その日も、仲間に頼まれて、場を盛り上げるための参加?で、すぐに帰るつもりでしたが
一緒に部屋を借りていた「袴田君(現在、居場所捜索中?)」が、気に入った女の子が居たらしく
もっと居たいと言う事で、仕方なく、飲んでいた私でしたが、その場を盛り上げ、楽しませるのが
自分の仕事?と思っていた私は、適当な女の子を見つけ、話で盛り上げていました。
そんな時、パブで、色んな女の子達を相手にしている私は、ある“秘訣”を身につけていました。
それは、とにかく良いところを見つけだして“誉める”と言う事。これが、一番喜ぶんです。
何々ちゃん、今日は、また一段と可愛いね!髪型変えたの?指が綺麗だね!何でもOKです。
必ず一つはある?女の子の良いところを誉めるのです。これが、夜の世界で掴んだことでした。
その日も、渋々居残った私でしたが、その理論?を元に、隣にいた女の子を誉めました。
元々可愛い子だったので、顔を誉めるとしらけるので、他を探したら、有りました・・・、その子は
指が“ぷくぷく”で、赤ちゃんみたいです。本当は、コンプレックスなのかも知れませんが、実際
男の人から見れば、かわいらしさの一因です。その日は、朝までその子の手を誉め続けました。
六本木のカフェバー(懐かしいね)で始まって、ディスコ(これまた懐かしい!)で盛り上がって
結構楽しい飲み会でしたが、もう翌日には、そんなことは忘れて、次の飲み会が待っている・・・
若さって、良いのか、悪いのか、訳の分からない?忙しさの毎日が続きました。
一週間後、又いつものように付き合いの飲み会に呼ばれました。その日は、後にも予定が有り
最初から、気持ちが上の空だったんですが、さっと見渡して、可愛い子に、ご挨拶から入ります。
「やあ、初めまして。僕、鈴木です・・・」、すると相手も、まんざらで無さそうに答えました。
「はっ、初めまして・・・、私、何々です」、そこそこ話が盛り上がって、でも、時間が気になり
そろそろ帰ろうかと言うときに、初対面で、でも可愛らしい女の子の気をひく為、誉め出しました。
「君、可愛いね。それに、手がぷくぷくで、赤ちゃんみたい。こういうのが、男の人には受ける・・・」
そこまで言って、頭が真っ白になりました。そう、その子は、先週朝まで口説いていた、○○ちゃん
だったのでした。「あれっ何で君が・・・」慌てる情けない私に、女の子が一言決めぜりふ?を
言いながら、平手打ち一発(痛かったなぁ)。「朝まで口説いた女の顔を忘れんな!」、「(私)・・・」
そう、先週朝まで口説いていたにもかかわらず、もう顔を忘れている私だったのでした・・・。
「初めまして」は、ジョークだと思ったらしいのですが、私が手を誉めるのを見て、余計にむかっ腹
が立ったらしいのです(当たり前だ)。反省しきりの私でしたが、考えてみれば、私は、その頃から
覚えが非常に悪かったようです。朝まで口説いた女の子の顔も忘れる程ですから・・・。
だから、常連なのに、そのお客様が、豆を、挽くのかどうか覚えられなくても不思議ではない!
どうか、そんなことで納得しては頂けないでしょうか?・・・って納得するわけないですよね。
今じゃ真面目(本当ですよ)な鈴木の、昔々の話でした。(又、殴られちゃうかな?・・・)
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