コーヒー焙煎の神髄『焙煎はスポーツだ⁉』

2021.11.05

こんにちは!鈴木です。前回のブログではビックリさせてしまってごめんなさい。働き過ぎで倒れるなんて、まさか?!・・・と思うようなことが、今年は2回も続いていますので、『3回目は生きて無い』そう肝に銘じて、そんな事の無いように、先ずは身体をととのえる事を第一に考えつつ、細々と仕事にも勤しませて頂きますので、益々使いにくい状態になる(既になっている?)とは思いますが、万が一長く待つことも許せると仰って頂ける方は(今で1ヵ月位お待たせしている状態です)今後も遠慮なくご注文頂戴出来ればありがたいです。

※現在、当店は、宅配便による通販専門店としての営業のみとなっております。(少なくとも年内はこの形となります)

※店頭販売につきましては、通常販売、ご予約販売、共に一切行っておりません。(忙し過ぎて開けられなくなりました)その旨、ご容赦・御了承くださいませ。

※お取り寄せのお客さまは、この後の年末年始は、大凡ご自身で逆算したうえでご注文入れて置いて下さいませ。(只「いつ頃?」と聞くのはご容赦を)

さてさて、今日は久しぶりに『コーヒー焙煎の神髄』を書き足したいと思います。
何だかコーヒーは人気を頂戴していて、焙煎屋さんや、焙煎カフェも大流行りのようですが、その裏では、開店するのと同じ位のペースで、既に潰れてしまっている店も多いという事で、『大事なのは焙煎だよ!』と言う、私の言葉を聞いて欲しいなぁ・・・と思う今日この頃の鈴木なのです。
迷える人達たちの為にも、またたまに書いて行きます。プロ向けではありますが、一般の方も楽しんで頂いているようで光栄です。それでは始めます。

◎コーヒー焙煎の神髄『焙煎はスポーツだ!?』

たとえば焙煎屋さん達に向かって『焙煎はスポーツだ!?』と言うと、必ず変な目で見られる。
当たり前かもしれないが、実は、私は本気でそう思っているし、焙煎をお料理のようにレシピで考えるよりも、野球でも、サッカーでも、自分の好きなスポーツに置き換えて考えた方が、よっぽど分かりやすいと思っている。

僕の世代なら野球だろうが、今はサッカーだろうか・・・。

ちょっと考えてみて下さい。たとえば、横から良いパスが来て、それがゴール前だったら、ゴールするチャンスなのでしょうが、その時に、どんな形で蹴るのか、右足なのか、左足なのか、はたまた、インサイドなのか、アウトサイドなのか、浮かすのか、地を這わせるのか等々、私はサッカーには詳しくないのですが、多分、ありとあらゆることを、一瞬で判断して、最高の形で蹴れてこそ、ゴールも生まれるのだと思います。

多分一番大切なのは、蹴る瞬間、インパクトの時なのでしょうが、たとえば、それを焙煎に置き換えますと、まさに、煎り上げの瞬間、『今!』のタイミングで煎り上げてこそ、美味しいコーヒーが生まれる事でしょう。

只、その煎り上げの瞬間も勿論大事ですが、実際は、今まで話してきたように、温めの火加減、温めている時間、そこから、蒸し焼きしている感覚の、中間の火加減、時間、その後の、本焼きと言っている、まさに火を通している火加減、時間・・・、そして、それらが全てバランスよく進んでこそ、最後の煎り上げの瞬間、『今!』が、ある意味、自然と決まってくるのではないでしょうか?

つまり、素晴らしいシュートも、飛んでくるパスに対して、どの角度で自分が進み、どのように足を振り上げ、そして、どのタイミングで、どのような形で蹴り、ゴールを決め切るのか・・・、一連の動作で成り立っており、そのすべてが大事・・・、そう言う事ではないのでしょうか?

私にはあまり分からない世界ではありますが、それでも、その一連の動作は、後で見返したときには、流れるような素晴らしいゴールであったとしても、たとえ、見てくれは悪い泥臭いゴールであったとしても、それなりに、素敵で、格好良く、心ときめく、感動のシーンで有ると思います。

上手に焙煎できるってことは、その都度ゴールが決まるようなもの・・・、つまりは、その都度‟感動”が生まれるってことなんです!

野球だって、ゴルフだって、きっと同じ部分はあるのではないでしょうか?
インパクトの瞬間が大事なのでしょうが、テイクバックも勿論大事と思います。その、早さ、角度、人それぞれでしょうが、皆、考えて、そして身体も鍛えて、自分の理想のスタイルを目指すものではないのでしょうか?

勿論、それらを、後から綿密に計算すれば、レシピのような物も出来るでしょうが、数字を見ながらバットを振っても、生きた球には当たりませんし、ゴルフだって同じようなことが言えるのではないかと思います。
実際のところ、プロであれば、結果がすべてです。なので、まずは、自分が理想と思うスタイルが身につくまで、必死に、繰り返し、繰り返し練習して、それで結果が出るまで頑張るしかないのです。

焙煎も同じことです。数字も勿論大事でしょうが、一連の動作が流れるように、その感覚を身につけて、後からそれらを数値化すべきと、私は常々思っています。

『焙煎はスポーツだ!?』

妙な鈴木の持論ですが、何んとなくご理解いただけましたでしょうか?
今回も、長々と変な話にお付き合いありがとうございました。
きっと、こんな事ばかり言っているので、鈴木は変わり者扱いされるのでしょうね。
(間違いない・苦笑)