ほんの少しの勇気で命拾い⁉

2022.01.13

こんにちは!鈴木でございます。何だか世の中落ち着きませんが、皆様どうぞお元気にお過ごし下さいませ。(私も体力作り頑張ります)
さて、こんなにデタラメなブログページにも関わらず、楽しみにして下さっていると言う方もいらっしゃるという事で、本当にありがたい事です。(少数派でしょうが感謝です!・笑)
先日、ラグビー観戦に行ったという話を載せまして、後で『なんか忘れたなぁ~』と思っておりましたら、そうそう、そう言えば、その前に、私がラグビー好きになったきっかけは、高校の時に、ラグビー同好会を立ち上げてからでして、その時のエピソードを今度お話しすると言っていたのを忘れておりましたので、今回書かせて頂きます。
当初、柏市にある県立高校に行く予定でしたので、そこでラグビー部に入るつもりだったのですが、情けないことに受験に失敗してしまい、行くつもりのなかった、港区にある私立高校に通う事になった私ですが、そこにはラグビー部がなく(前の年に廃部になっていたらしいです)、憔悴した私は、元々行きたかった学校でもなかったので、一年生の頃は、試しに他の部活動に体験入部したりしてみたのですが、どうにも馴染めず、続ける事は出来ませんでした。
部活もやらず、行きたくもなかった学校に毎日通うのが辛くなってしまい『学校をやめたい』と言って、良く父親と喧嘩しておりました。
毎朝、吉田拓郎さんの「人生を語らず」と言う歌を口ずさみながら、なんとか家を出る日々だったのを思い出します。
・朝日が昇るから、起きるんじゃなくて、目覚める時だから旅をする
・超えて行けそこを、超えて行けそれを、今はまだ人生を、人生を語らず…
とか言う感じの曲だったと思いますが、まぁ、暗い高校一年生だったようです。
只、なじめない学校でしたが、大して口もきいたことの無いクラスメイト数人から、「お前は学校辞めないでくれよな」と急に言われて、(多分辞めちゃいそうな顔をしていたのでしょう)それが妙に嬉しくって、何とか踏みとどまる事が出来た私でした。
そうこうする内に2年生になり、変わり者の私は、暗くて地味ながらも、『このままではいけない、・・・そうか、ラグビー部がないのなら、自分で立ち上げれば良いんだ!』と、一念発起して、ラグビー同好会を立ち上げる事にしたのです。
只、僕はラグビーはしたかったけれど、実際は、ルールも知らないし、何をどうしたら良いかもわからない状態でした。
確かラグビーは15人でするって聞いた事ある。じゃあ、先ずは15人集めれば、試合とかできるんじゃないか?・・・と、あまりに短絡的に考えて、人集めをすることにしました。
そこで、元々は小心者の私ですが、意を決して、お昼の校内放送に押しかけて、部員募集をさせてくれと掛け合い、校内放送させてもらいました。
『ラグビー同好会を立ち上げますので、ラグビーをやりたい人は放課後僕の教室まで来てください!』そう言って、放課後ドキドキしながら待ちましたが、来てくれたのはたった一人でした。
見たこともない同級生でしたが、聞くと「高校では陸上をやりたかったのだけれど、この高校には陸上部が無かったので、ラグビーなら沢山走れそうだから・・・」と言うのが理由らしく、確かに足は早そうだったし、『まぁ、二人いれば、パス位は出来るか・・・』と、ラグビー同好会がスタートしたのです。
その後、同じクラスで、柔道部に入っているS君が、何んと、ラグビーマガジンを毎月買っているほど実はラグビー好き、しかもルールにも詳しいと情報を得て、『柔道部とダブっても良いから入ってよ!』と口説き、ちょっとずつ人数は増えていきました。
只、まだまだ15人は遠いので、色々なクラスに出向いて勧誘したり、昼休みになると、校庭に出て遊んでいる子が多かったので、そういう子たちに片っ端から声を掛けたり、学校帰りには、入り口で見張っていて、身体の大きい子とかを見かけると、『君、良い身体しているねぇ、ラグビーしない?!』と言って、口説いて回っていました。(自衛隊の勧誘か?・苦笑)
でも、そんな僕の行動が気に入らなかったのか、どの学校にもいる不良グループから目を付けられてしまい、ことあるごとにいちゃもんを付けられて、下手をすると、人気のないところに連れ込まれそうになったりして、非常に怖い毎日にもなってしまいました。
それと、都会の学校だったからなのか、不良グループも、我孫子辺りとはちょっとイメージが違って、リーダーは、ロン毛のナンパな感じのお兄ちゃんで、この辺ならボスのようなでっかい暴力的な感じの人が、ナンバー2という事らしかったです。
『どうも都会は良く分からん・・・』そんな風に思いながらも、何とかその人たちから逃げつつ、部員集めを続けていた私なのでした。
とある日の昼休み、やはりいつもと同じように勧誘活動を続けていた私の頭に、何んと、硬球の球が当たって、一瞬、脳震とうを起こした感じで、あまりの痛さに、その場に立ち尽くした私でしたが、足元に転がった硬球の球を拾って辺りを見回すと、なんと、あの不良グループのリーダーがわざと私を狙ってぶつけたようでした。いわゆるいじめ、見せしめの為なのでしょう。
そして、にやにやと笑いながら、「おい、早く球返せよ!」と、どなっています。
普通でしたら、そして今までの私でしたら、やはり怖いので、そのまま球を返したのでしょうが、なぜかその時、『このまま返せば、私は終わる』そんな風に感じて、殴られたり、ぼこぼこにされるのは覚悟して、人に怒ったり、手を挙げたりすることの無かった私でしたが、震えながら、でも大声で言いました。『いくら先輩だからって、人にぶつけて置いて謝らないのはおかしいだろう、自分で取りに来い‼』そういいながら球を足元に叩きつけたのです。(一瞬ざわざわしていた校庭がシーンとなりました)
「なんだ、生意気に、この野郎!」そう言いながら、リーダー格の子がこっちに来ようとします。(そりゃそうですよね・苦笑Ⅱ)
うぅ…殴られる、そう思っていたところ、なぜか、すっと私とリーダーの間に、強面のナンバー2が入って、「もう良い、あいつはやめて置け…」そう言って、たしなめたんです。(意外でした)
リーダーの子は不服そうでしたが、ブツブツ言いながら、私の方に来るのをやめて、球は、その他大勢の子分が拾って、どこかに立ち去りました。
私の大声で、一瞬静まり返った校庭も、何事もなかったように、またざわざわと賑やかになりました。
また不思議な事に、その後、不良グループから付け狙われることも無くなって、勧誘活動もしやすくなったのですが、更にビックリしたことは、その日以来、勧誘すると、入ってくれる子が増えたんです。
聞けば、さすがに男子校ならではなのですが、僕が不良グループに歯向かったことが有る意味ウケたらしくて、僕の言う事に、聞く耳持ってくれ始めたようなんです。
いやぁ~、何が幸いするのか、世の中は分かりませんね。只、その時学んだことは、本当に追い込まれた時には、ほんの少しの勇気が必要…という事です。
そんなこんなで、気が付けば15人ピッタリでしたが、人数も集まりました。そうなると、試合とかもしてみたくなって、ルールも良く分かっていないのに、対戦相手はいないかと探したところ、一応同好会に入ってくれたクラスメイトの中学校時代の友人が、巣鴨にある学校で、ラグビー部の主将をしていて、その学校には専用のラグビーグランドもあるので、「15人揃ったら、いつでも練習試合してやるよ」と言っていたという事で、『え~じゃあ、試合しに行こうよ!』という事になり、少し考えれば、冗談だと分かるはずなのに、押しかけて、困らせたこともありました。
只、最終的には試合もしてくれて、同好会では公式戦には出られなかったので、その時が、僕にとっては、最初で最後の試合になりました。
その時の話も、結構笑えるのですが、長くなりましたので、本日はこの辺で。また、万が一機会あれば書かせて頂きます。
相変わらず私のくだらない人生の話に、長々とお付き合いいただいて恐縮&光栄です。本当に、ありがとうございます‼
※今日の写真は先日ラグビー観戦に行ったときにおまけで貰ったネックウォーマーに喜ぶ鈴木の図です。(おまけって嬉しいですよね・笑Ⅱ)

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