思い入れ
2005.10.26
「鈴木のコーヒーに対する“くどい”思い入れ」
先日、テーブルの上をかたしていたら、一枚のFAXが出てきました。05年夏に、名優・滝田栄さんのご紹介で「サライ別冊号」において本当に有りがたいご推薦を頂戴したのですが、雑誌に載る少し前に滝田さんからお電話を頂戴して、「今更なんだけど、貴方のコーヒーに対する思い教えてよ!」と聞かれて、FAXしたときの物でした。
自分自身のコーヒーに対する“思い”を、改めて考えると言うことも、そんなに無いことでしょうから、このFAXは、記念にとって置こうかと思っています。ちょっと・・・と言うか、かなりくどいのですが(笑)
以下に、一部簡単にコピーしましたので、よろしかったら皆さんも見て(笑って)やって下さい。
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☆コーヒーに対する思いを・・・と言っていただいて、「実はそんなに難しいことは、考えていないのです」 といえれば格好良いところなのですが、逆に、実はあまりにも沢山の思いが詰まっているのが、私達のコーヒーであると、感じております。飲めば消えてしまう一杯の珈琲に、自分の魂の全てを凝縮して、もしそれが許されるのならば、命を削って染み込ませたいと願うほどです。 自分の魂から生み出された物に、人様が、ほんの一瞬でも幸せを感じていただけたら、創り手にとって、これほどの幸せはないようにも感じております。
口にしていただいたときに、何だか分からないけれど、「生きていて良かった・・・。」そんな風な思いがほんの一瞬でも頭をよぎるような、そんなコーヒーを創り、そして提供して行きたいと、私は願っております。 あまりにもくどい話になってしまい、大変申し訳ございません。(妻にもくどいと良く笑われます) 只、本心を言えばそんなところです。
=05年春・鈴木のFAXより抜粋=
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こんなくどいFAXにも滝田さんは納得して下さいまして、雑誌にご紹介いただくときにも、記者の方に「この人は本物・・・」と言って下さいました。滝田さんこそ、懐の深い、やはり本物の名優です!
<2005年10月26日>